「まさかのサテライト・・・」
先日、名古屋市にあります"文化のみ橦木館"にて開催されている「吉村順三建築のいま」の展覧会の記念講演会を聴講してきました。
建築家・吉村順三氏は、大小さまざまな素晴らしい建築を残された、戦後日本の建築文化に大きく影響を与えた方で、その中でも特に住宅設計を志す者にとっては、天上人のような方です。
私が建築の道を歩み始めた頃でも、まだ現役ではあったのですが、あまりに偉大すぎて「歴史上の人物」という感覚です。
その吉村順三氏設計の現存する建物に焦点を当てたのが、今回の展覧会です。
展覧会の趣旨もとても興味深いモノでしたので、展覧会を見るのと併せて講演会も聴講です。
講師は、建築史家であり建築家である藤森照信氏です。
以前にも、講演を聞いたり、実際の建物を見ていたりして、楽しみに行ったのですが・・・
整理券を配布する30分前に到着したのですが、その時点で既に定員オーバー。
かなりショックで、途方に暮れていると、講演会会場の隣接する建物内で中継するとの事で、急遽そちらへの参加をすることになりました。
「まさかのサテライト会場」です。
※友人コメントの引用です。
講演会場は、橦木館の近隣の"文化のみち百花百草"

表の門構えはこんな感じですが、裏手に回ると・・・

近代的な建物が隣接しており、新旧のコントラストが興味深い。
この建物内部にて講演が行われているのですが、私が聴講したのは隣接している"蔵"内部。
"蔵"といっても、綺麗にリノベーションされており、これもまた興味深い。
そして、実際の様子は・・・

プロジェクターに映像が映し出されるのです。
・・・しかし、音がよく聞こえない。
かなり、集中して聞こう聞こうと頑張ってみたのですが、とうとう断念して途中退出。
非常に悔やまれる結果となってしまいました。
ま、切り上げた分、展覧会をじっくり見る事ができたので、良しとします。