神奈川・KAIT工房
前回のケンチク探訪の「静岡・駿府教会」を後にし、次なる目的地は・・・

KAIT工房です。
KAITとは・・・神奈川工科大学の略であり、KAIT工房はこの大学にある、モノづくりを支援する為の工房(施設)です。
昨年の完成した建築ですが、世界的に注目を浴びて、見学者が絶えないで、今回の見学にあたっても、事前予約をして時間指定での見学となりました。
近年のフラット系建築の最先端をいくようなこの建物。

裏手に廻っても、この通り。 4周が見事な程のガラス張りで、特に建物の顔となるような面は見当たらず。
内部の様子は・・・


写真映えが素晴らしい建物です。
撮影をしながら・・・「いい画だなぁ。」
「ひょっとして私、写真上手?」なんて勘違いしそうな空間です。
薄い鉄の板(フラットバー)を森の木立のように配し、薄い屋根を支える。
・・・とにかく薄く。
・・・存在を意識しない程に。
そんな建築家の執念を感じるような建物です。
この建物を設計した建築家がよく"風景をつくる"というようなコメントをされているを、実際に体験してみたいと思っていたので、よい機会になりました。
良い意味でも悪い意味でも、雑誌の写真だけでは伝わらないモノを得ることができる。
そんなケンチクでした。
ケンチクは深い。