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Iwata Architect Atelier

沖縄県立博物館・美術館-1


遅めの夏休みを利用しての沖縄ケンチク探訪。

メインは家族サービスですが、折角なので家族の機嫌を損ねない程度にケンチク探訪をして参りました。

その第1弾は・・・「沖縄県立博物館・美術館」です。

2006年に竣工のまだ新しい建物というイメージです。

外観は沖縄のイメージが強く、かなり個性的なカタチをしています。

グスク(城)であったり、アプローチ廻りはヒンプンであったり、壁面の格子であったりと沖縄をイメージする要素がみられます

博物館という事からかもしれませんが、これだけ風土や歴史を要素に取り込んでいる近代的な建物は珍しいです。

最近のどこもかしこも超近代的な美術館からすると、時代の流れに沿った土着的なこの建物も良いと思います。

しかし、こんな形状と色をしていますので当然といえば当然ですが、雨や強烈な日差しにより塗装が・・・

この格子が日差しを制御しつつ通風を確保しているので、内側に入るとやはり気持ちの良い空間がであります。

よく見ると格子に切れ目が。

この壁面は現場打ちコンクリートではなく、工場で制作されたPC(プレキャスト)コンクリートのパネルを現場で固定しているようです。 これだけ大規模な建物になると、このような工夫がコストや施工性に大きく起因することと思います。

さて、中へ・・・(つづく)


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