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Iwata Architect Atelier

火災報知器。 -ユキイロノイエ-


無事竣工を迎えた「ユキイロノイエ」ですが、ここからは後日談的に少し紹介が続きます。

さて、竣工間際に比較的静かな現場で監督さんが、何やら睨めっこ。

「住宅用火災報知器」です。

新築住宅においては、平成18年より設置義務化されたので、もう一般的にはなりました。

住宅火災による犠牲者の内、発見の遅れによる逃げ遅れのケースが増加していたという事もあり、火災発生を知らせる為の設置義務化です。

特に就寝時の場合が危ないので、設置場所は一般的には寝室として利用する部屋と階段の上がった所です。

(市町村の規定により、台所に設置する必要もあります。)

写真の報知器は、リチウム電池式です。

有線のタイプもありますが、設置場所を最後に検討できる件や、停電時にも作動できるという点より電池式を採用することが多いです。

因みに、電池寿命は約10年で、電池が切れる頃に音が鳴ってアピールしてくれるそうですが、設置義務化して10年経っていないので、その場に遭遇した人から話を聞くことがまだありません。(笑)

今回のケースでは、全部で6個設置していますが、上の写真では左上に仲間はずれ的にポツンとあります。

今回採用している警報機は連動式で、左上のが親機です。

右下の5個のどれかが鳴った場合、親機が連動して鳴ります。

その設定で、監督さんが睨めっこをしていたという訳です。

親機の設置場所は主寝室です。

玄関から避難経路が長いという点と、もし何かあった時に、お父さんが全員に呼びかけできるように・・・と想定して設置場所を決めました。

そんな事があってほしくは無いというのは当然なんですが、そういう事も想定して考えなくてはいけないのです。


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