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Iwata Architect Atelier

セラミックパークMINO


かなり久しぶりのケンチク探訪になりますが、お盆の休み中に「セラミックパークMINO」へ・・・

目的はこの展覧会でした。

セラミックパークMINOは、世界的建築家・磯崎新氏の設計した複合施設で、「岐阜県現代陶芸美術館」と「オリベスクエア」からなる複合施設です。

山に沿うように各施設(建物)を配置して、自然を活かした構成となっていました。

山を壊さないようにかなり長い橋のアプローチとその先も山を壊さないようにトンネルのアプローチを抜けていきます。

アプローチの天井面には、陶器の破片が埋め込まれていました。

トンネルを抜けると広場に出ますが、実は建物の屋上。

山に建つのでなかなかに複雑です。

建物の構造が複雑な故か?若しくは広大なタイル面がある為か?

伸縮膨張によりところどころ床面が盛り上がっているようで、写真のように赤い三角コーンが・・・少し残念。

山にそうように構成した池と滝の途中にケンチクが建っています。

上からの眺めはこんな感じで、一番水上あたる場所に茶室があります。

奥の山の左側に少し見えますが、山の上に展望台があります。

当日は、37度超えのような暑さでしたが、後に息子と登ることに・・・

暑いですが、やはりこういった水が張っているだけで、視覚的にも感覚的にも非常に涼しく感じます。

ふと見る方向を変えるだけで、こういったしっとりとした空間もあったりします。

セラミックパークMINOを訪れるのは、初めてではなかったのですが、来るたびになかなか見応えがある建物で、ケンチクという極めて人工的なモノが、自然の景観を少しだけでも織り交ぜるだけで、やさしく受け容れられるモノに変わるのが感じられる場所だと思います。

暑い最中、淡々と階段を登り展望台まで・・・

登る甲斐はありますよ。


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