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Iwata Architect Atelier

長崎スナップ-2


長崎スナップの続きです。

先回の「香港上海銀行」の斜向かいにあるのが・・・

「長崎港松が枝国際ターミナル」(設計:NKSアーキテクツ)

聞いた所によりますと、3000人とか4000人規模の豪華客船の為にあるターミナルとの事です。

緩やかな稜線を描く屋根の上は、緑化され公園のようなスペースです。

港を一望できて、気持ちのよいスペースでした。

内部は傘のようなカタチをした鉄骨の柱で屋根を支えているようですが、柱の上部を見ると・・・

以前、沖縄県立博物館でも見たようなトップライトも兼ねている柱でした。

不思議なカタチは空間のアクセントのようになっています。

さて、港エリアからは離れ市街地に向かいます。

「長崎市公会堂」(設計:武基雄)

残念ながら内部を見ることが出来なかったのですが心残りですが、文化財的な建物を見られることが出来、感無量です。

どうやら取り壊し予定もあるようで、保存に向けた活動もされているようで動向が気になります。

材料や構造が非常にダイナミックに扱われ、今では見られない「贅沢さ」をケンチクから訴えかけてくるような感じです。

角の部分は片持ちと片持ちのダイナミックさは一見です。

因みに公会堂裏にこんな景色が・・・。

長崎はそれはそれは坂だらけ。

坂の法面(のりめん)、写真で言う石積みの斜めの部分ですが、普段はその部分は控えて建物の計画をします。

しかし、長崎の多くで見られたのですが、斜面の部分を除いたら敷地面積が減ってしまう為、 敷地境界まで片持ちで持ち出しして少しでも面積の活用を試みている箇所がありました。

流石長崎、逞しい!


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