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現場発泡ウレタン。 -コノジノイエ-

Iwata Architect Atelier

「コノジノイエ」の断熱工事が始まりました。

今回採用は、ユニソンの現場発泡硬質ウレタンフォームの「ビオフォーム」という材料です。

設計当初は、クライアント希望は外張り断熱工法だったのですが、予算の関係上で現場発泡ウレタンに減額変更した所、実はクライアントは現場発泡ウレタンの方が高いと思われていた・・・という、結果オールOKという事でここに至っております。

現場はこんな感じで、よく養生をした後に吹付けが着々と進行しております。

現場の外に停めてある車の中にドラム缶が2つ有り、それぞれの液体が職人さんの持っているスプレーの手前まで流れて来ます。

そして、2液が混ざりながら吹きつけられると・・・・

「モコモコモコモコモコモコモコ・・・モコモコモコモコモコモコモコ・・・。」

見ていた不思議なくらい膨らんでいきます。

とにかく膨らみます。

一見、吹き付けるのは簡単そうに見えますが、膨らむ程度が半端ないので、膨らみ過ぎないように調節しながら吹き付けるのが難しいようです。

発泡ウレタンの場合は、膨らむ時に隅々まで行き届くというのがメリットで、吹きつけた後の現場は何だか音が篭もるような感じがするくらいミッチリ詰まっているように思います。

また、ユニットバスの足回りもミッチリ。

鋼製の火打ち梁の外壁側も。

梁を取り付ける羽子板ボルトも。

屋根の通気確保材の隙間も。

外と中が繋がる部分が熱橋(熱の行き来する場所)とならないように、キッチリ施工されています。

今回は105ミリの柱なので、105ミリの壁見込みに80ミリの断熱材施工としておりますが、実際のところは膨れたお陰で殆ど105ミリです。

柱・壁面よりはみ出てしまった部分は、薄いステンレスの板で出来た剣のような物でそぎ落として、こんな感じです。

(吹付けも大変そうですが、このそぎ落とす方が非常に大変そうでした。お疲れさまです、ありがとうございます。)

今回、省エネ住宅エコポイントの申請をした際の数値は以下のようになっております。

・外皮の平均熱貫流率(UA)値 : 0.73 (基準:0.87以下)

・冷房期の平均日射熱取得率(ηA値) : 1.9 (基準2.8以下)

余裕を持った【断熱性能等級4】となります。

サッシは樹脂サッシでは無く、アルミサッシなので樹脂サッシであれば、より良い値が出たかと思いますが、計算には反映されない部分で軒の出等で制御できている部分もありますので、数字以上に快適に過ごせるという見込みです。

また、竣工間際に気密測定(C値)を行おうかと検討中です。

暑い寒いというものを感覚的にではなく、数字で表示することにより、住宅の性能(燃費)が提示できれば良いかなぁ・・・と考えております。


 
 

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