建前前。-尾張の長屋-
「尾張の長屋」は週末に建前を控え、前準備作業が進んでおります。
因みに、建前(たてまえ)というのは、柱や梁や棟木などと組み上げる事ですが、建前(たてまえ)とか上棟(じょうとう)、棟上(むねあげ)等の呼び方があります。
その建前の前、通常は出来上がった基礎に沿って土台を設置する程度で済むのですが、今回は構造が一部特殊の為に、その作業も建前前に行います。
それが・・・
ホームコネクターによる接合です。
今回のLDKの空間に当初は柱を建てる予定でしたが、打合せを重ねる内に柱を無くす方向に。
それを実現する為に、屋根の垂木を受ける棟木を無くし、ホームコネクターの接合で屋根の合掌を構成しています。
この金物を・・・
垂木と垂木の接合箇所に設置し・・・
金物及び木材との隙間に接着剤を充填するようの管をセットします。
そして接着剤を充填します。
充填後は、管を取り外し、穴を込栓にて塞ぎます。
こんな事を全部で26セット。
大変な作業になりますが、よろしくお願いいたします。
これが今回の建前前準備。
建前前・・・舌を噛みそうな言葉です。