前回の沖縄県立博物館・美術館とは、志向が全く変わりますが、沖縄の民家の紹介です。
実は今回の旅で一番見たかったケンチクです。
中村家住宅は、琉球の代表的な農家の建物で18世紀頃に建てられた国指定重要文化財です。
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アプローチです。
奥に見えるのはヒンプン(屏風)と呼ばれるもので、目隠しと魔除けを兼ねています。
石塀の表情といい、高さといい絶妙です。
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門扉をくぐると、石畳の庭を中心をして母屋や農機具の倉庫が配置されています。
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柱や垂木は製材されたものではなく、自然のカタチそのまま。
自然に人間が合わせるようなスタイルの家づくりです。
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石塀に囲まれたような裏庭。
建物の配置のズレによって産み出される間が何とも言えないバランスです。
一見、非効率的な配置なんですが、その間がなんとも贅沢です。
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やはり軒が深いというのは重要です。
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全体的に燦々と太陽が降り注ぐようなイメージの建物ではないのですが、
軒が創りだす影と全体的に重心の低いデザインによる落ち着いた感じがとても素晴らしいケンチクでした。