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Iwata Architect Atelier

下準備。-和モダンの家-


「和モダンの家」は来年2月の完成へ向け、粛々と進んで参ります。

今回は、仕上げをするための下準備的な事をご紹介します。

これは、玄関の土間の下地です。

「なぜ、中に土が?」と思われるかもしれませんが、一度基礎を作った後に、玄関土間をその上に打つ場合、ある程度までは土で埋め戻すので、土が入っています。見た目は確かに変な景色ですが・・・。

この上に、断熱材を敷き詰めてから土間コンクリートを打ちます。

こちらは、外壁のモルタル下地のラスです。

モルタルの付着やクラック(ヒビ)入りの防止の為に、張っています。

茶色い紙は、アスファルトが付着した防水紙です。アスファルトと言いますと、普通は道路をイメージしますが、屋根の防水下地やこの壁下地のように、防水性に優れた材料なので、建築にも結構使用されています。

このラス下地に、モルタルを何度か塗り分けながら仕上げの厚さまで塗り、仕上げの塗材を塗ります。

こちらは、軒先の換気口です。

先ほどの壁下地の更に下には通気層があり、この軒先の換気口からも空気が入り、屋根の棟から排気されていきます。

昨今は当たり前になりましたが、外壁や屋根に通気を取ることにより、温熱環境の改善、そして、躯体内の湿気の排出も行い、建物が健全化され建物寿命も延びています。

こちらは、下地というか一部仕上がっています。

天井の一部がこのように、葦(よし)が貼られています。

仕上げが始まると、一気に現場が進んだように感じます。

これは、大工道具。

いつも思いますが、神々しく感じます。


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