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Iwata Architect Atelier

長崎スナップ-1


先週末ですが、自身の所属する建築士会の旅行で人生初の長崎に行ってきました。

メインは「軍艦島(端島)」です。

しかも、今回は学術調査という事で特別に建物内部まで見るという非常に貴重な時間を過ごすことができました。

軍艦島以外にも2日間ミッチリとケンチク探訪をして参りました。

いつもよりは駆け足な記事にはなりますが、一大企画「長崎スナップ」にしばしお付き合いください。

(暫くはブログのネタは枯渇しなさそうです。(笑))

まずは、長崎空港から長崎港へ。

そして、初めて目にしたケンチクは・・・

「長崎県美術館」(設計:隈研吾建築都市設計事務所)

建物と建物の間に河が流れるという美術館らしからぬ美術館です。

ルーバーの材料は石。

石を薄く綺麗に留める苦労を見せない綺麗なケンチクです。

美術館から海沿いを歩くと、写真右手に見えてきたのが・・・

「長崎港フェリーターミナル」(設計:高松伸建築設計事務所)。

それと併設する施設が・・・

「ドラゴンプロムナード」(設計:Micael Rotondi)

一節によると、緑の部分は長崎くんちの龍を、オレンジは南国をイメージするミカンだとか・・・

個人的には、ちょうど「新建築」を読み始めた頃に目にしていたケンチクで、当時は「これぞ建築!」と思っていました。

今思うと、大味と言いますか、少々暴力的な感じがしないでもないです。

「長崎港フェリーターミナル」の内部はこんな感じで、少々懐かしい感じもするスチール屋根のトラスです。

長崎港周りのケンチクが続きます。

「ナガサキピースミュージアム」(設計:古市徹雄)

マッシブなコンクリートの塊のようですが、手前のアプローチ部分の周りは浮いているのが良かったです。

「香港上海銀行」(設計:下田菊太郎)

これは華麗なる一族みたいな世界です。

現在は記念館となっていますが、当時は1階部分が銀行で、2階より上は行員の住宅という今では考えられない作りという点も、非常に興味深いです。

その住宅部分の階段。

この上げ裏と手摺の曲線がスゴイです。

こんなの図面書けるかなぁ・・・とただただ感心です。

まだまだ続きます。

(軍艦島の話はいつになるのやら。)


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